
よく中国野菜は体に悪い、怖い、といわれますよね?
「私、中国産は食べないようにしている。」といわれる人もいます。
なぜでしょうか?
それは基準値以上の農薬がつかわれている野菜があったからです。
では国産は本当に大丈夫ですか?
日本でつくられているお菓子やパン、麺類、クリーム類などには「乳化剤」という薬剤がけっこうはいっています。
乳化剤は界面活性剤と同義(同じ意味をもつ)

界面活性剤とはなんですか?
すぐ思いつくのが「洗剤」です。
しかし、乳化剤として食品でつかわれている合成添加物は国の認可があり、洗剤に使用される界面活性剤とはまた別物です。
乳化剤とは
乳化や起泡・消泡などの目的で使用される薬剤の総称。界面活性剤と概ね同義であるが、食品用として使用されるものでは界面活性剤と表記されることは稀である。
つまり、乳化する作用をもつ物質を乳化剤といいます。
乳化剤そのものが悪影響ではなく、界面活性剤につかわれる乳化剤と食品につかわれる乳化剤はちがう物質になります。
乳化とは
例えば水と油を一緒にするとどうなるでしょうか?
逆に水と油を分離させないこと=乳化する、「乳化」の手助けをするのが乳化剤なんやで!
この、今まで分離してたものを「乳化」できるようになったおかげで、早く、安く、多く、家庭に食品が提供できるようになりました。
その点ではメリットだと思えますね。
乳化剤の種類
合成添加物としてはグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルが認可されており、このうちグリセリン脂肪酸エステルが最も消費量が多い。
ほかに天然添加物・既存添加物として、ダイズや卵黄から採られるレシチン、キラヤから採られるサポニン、牛乳を原料とするカゼインナトリウムなどが使用される。
乳化剤=合成添加物、です。
引用をみてみると聞きなれない言葉ばかりがならんでいます。
ですが、これらは食品の袋のウラをみてみると意外と記載してあることが多いですよ。
それは全て食品添加物なんです。
乳化剤の作用と代表的な食品
パン:ほぼ乳化剤がつかわれているといってもよい食品です。乳化が目的ですが、それ以外にパンのやわらかさを維持することができます。多く使われる代表としてヤ〇〇キパンがあげられます。
魚肉製品:冷凍で保管されている間のたんぱく質の劣化をおさえ、変色をふせいでいます。また弾力のある食感がいつまでも維持されます。
アイスクリーム・ホイップクリーム: 乳化安定効果・起泡性を持つ乳化剤と、脂肪凝集促進作用を持ち保型性を高める乳化剤がつかわれます。
チョコレート・キャンデイ:チョコレート特有の劣化防止や脂肪のしみだし防止、保形性などに使われ、キャンデイは香料や油脂を均等にまぜたり、包材・歯・製造装置への貼り付き防止を目的として使われます。ガムなどもこれに当てはまりますね。
ドレッシング:液体と油をまぜるために乳化剤をつかっています。マヨネーズでは乳化に卵黄をつかいます。

マーガリンやジャムなどにも乳化剤が使用されてます!
このほかにも、ようかんやプリン、めんつゆや焼き肉のタレなどの調味料、豆腐類、麺類などにも多様につかわれています。
【まとめ】ほとんどの食品に食品添加物はつかわれている
乳化剤には、乳化させるだけでなく変色や劣化をふせいだり、形をととのえたりする役割があります。
食品はくさることが当たりまえですが、保存食や賞味期限が長い食品は薬品によって維持されています。
長期間保存ができるので便利ですがその事実を知ることも大事です。
中には発がん性やうつ病、乳児の発達異常などに関係があるとされており、こどもにとらせたくない添加物といえますね。
余裕があればできるだけ手づくりにしましょう!
見栄えや安価、便利なのはメリットですが、薬品をつかうことで腐敗をふせぎ、食品として維持されているのを理解しておいたほうがいいでしょう。