
突然ですが、私は離婚経験者です。
離婚の理由は家庭によってさまざまだと思いますが、うちは金銭トラブルでした。
生活費をギャンブルに使いこまれ、愛想がつきました。
このようにいろんな理由によって離婚されている家庭が多々あると思います。
そんなとき、こう思ってしまいませんか?

あー、離婚した~い。もう顔を見るのも同じ空間にいるのもムリ~!とにかく離婚届けだせればいいや~!!!
実はこの考え、めっちゃ危険です!
早く終止符をうちたいがために、なんの用意もせず離婚してしまうことはやめましょう!
公的証書とは

公証人が作成する「公的」な書類のことです。
公証人とは
公証人は、国の公務である公証事務を担う公務員です。しかも、公証人が担う公証事務は、国民の権利義務に関係し、私的紛争の予防の実現を目指すものであり、公証人が作成する文書には、強制執行が可能である公正証書も含まれます。そのため、公証人は、単に高度な法的知識と豊富な法律実務経験を有していることが必要であるばかりでなく、公務員として、党派性がなく、中立・公正でなければなりません。この点で、一方当事者からの依頼を受けて、依頼者の代理人等として依頼者の公正な利益のために活動する弁護士や司法書士等とは、根本的に異なっています。
では、この公証人がつくる証書とはいったいどんなものでしょうか?
なんで証書をつくるの?
証書をつくる一番の目的はズバリ!!!!!
養育費や慰謝料、金銭に関する合意事項は証書にしておくと滞納があったときに強制執行が可能となります。
つまり、子どもを育てるために必要なお金や、相手の行った行為のせいで離婚となった場合の慰謝料などを期限までに支払ってくれなかった場合、
給料や財産を差し押さえることができる書類です。
また、強制執行になると会社にもバレてしまうため、心理的社会的に相手に圧力をかけることができますよ。
最初にこの証書を知ったときのわたし↓

まじか~!ハンパなくすげえ証書じゃね???
離婚してからもお金の問題が解決していないのは、経済的にも心理的にも苦痛です。
手続きなど面倒かもしれませんが、今後のためにもぜひしておきましょう!
- 離婚のときに発生するお金(養育費・慰謝料など)に関する事柄は「公的証書」を作成しましょう。
- 支払いに滞納があると給料や財産を差し押さえることができます。
- 会社などに知られるため社会的や心理的に圧力をあたえます。
費用
証書作成手数料は大体3万円程度でした。
高いとおもうかもしれませんが、今後の養育費を考えると安いものですよ。
特別な事項がなければ相場は3万前後。
公証人はどこにいるの?
公証人は「公証役場」にいます。
自治体の公証役場はネットで「公証役場」と検索してください。
絶対に夫婦で行動したくない場合
公証役場に手続きにいくのはどちらか一方でも大丈夫ですが、証書の作成は原則双方立ち合いとなります。
だけど絶対相手に会いたくない、会えない理由がある方もいると思います。
そんなときは行政書士に依頼しましょう。
行政書士が代行して公証役場に行ってくれますよ。
夫婦で公証役場に行きたくない方は、行政書士に依頼し手続きしてもらいましょう。
証書をなくしちゃった!
証書をなくしちゃっても大丈夫!
証書は3部作成され、公証役場に1部保管されるので万が一紛失されても大丈夫です。
【まとめ】離婚するまえに公的証書を。キレイさっぱり気持ちよく別れましょう。
離婚はただでさえナイーブな問題であり、離婚にいたるまでのやり取りや離婚の際の手続きは時間もお金もかかり心身ともに苦痛です。
とくに子どもがいる場合はお金に関して、きちんとしておかなければいけません。
気持ちばかりが焦って、そこをおろそかにしてしまうと後から大変な目にあいますよ。
今回の公的証書は私自身も作成してもらいましたが、とくに難しいことはありませんでした。
どちらかというと円満離婚だったので2人で公証役場に行き、質問にこたえるだけの短時間ですみました。
あとは後日とりにいき、3人で内容を確認し証書を受けとって終了。
そして現在滞ることなく養育費をもらっています。
子どもがいたら養育費は必ずもらえる!と思ってませんか?
それはちがいます。
大半が途中で払えなくなり、減額支払いか払ってもらえなくなっているケースをよく見かけます。

多少なりとも離婚にたいする精神的苦痛に加えて、金銭的な経済的苦痛まで背負うことはありません。
ぜひ離婚する前に「公的証書」の作成をオススメします。